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蓮の苦悩 ~社さんの恋人編(前編)~




   蓮の苦悩 ~社さんの恋人編(前編)~


最近、想い人である最上さんに告白して、恋人と言う関係になれた。

もっとたくさんの時間を一緒に過ごしたいと気持ちはあるが、焦らずゆっくりと絆を深めていこうと決めた。


『一生、彼女と共に歩んで行くのだから…。』


そんな決心をしている俺だが、最上さんの態度で一つだけ気にいらない事がある。俺のマネージャーである社さんに気を使いすぎる…。

俺と最上さんが恋人になれたのも社さんの助力があったのは事実だ。俺も感謝はしているが、最上さんは何かにつけ社さんを話題にし、俺に弁当を作ってくれる時は社さんの分も必ず作る。

今日は早めに仕事が終わるのでマンションで最上さんと過ごす予定になっていた。ちょうどいい、社さんに何故社さんに気を使うのが聞いてみよう。




      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




最上さんが作ってくれた料理を食べながら、今日の仕事や休みの予定の話しをしていると、最上さんはまた社さんの話を始めた。

「敦賀さん」

「ん、なに最上さん。」

「社さんって、お付き合いしている方はいらっしゃらないのですか?」

なんで二人で楽しんでいる時に社さんの恋愛話になるんだ?と、少し不快に思いながらも返答する。

「ん~、社さんとそういう話をした事はないけど…スタッフの女性陣にはよくアタックされているみたいだよ。俺が知らないだけで誰かそういう人がいてもおかしくないね。けど…多分、今お付き合いしてる人はいないと思う。突然どうしたの?」

「…あの、今、私と敦賀さんがお付き合い出来てるのも社の協力があっての事だし、スケジュールが詰まっている敦賀さんのマネージャーだから、デートなんて出来るのかな?なんて思ってしまって。」

「それに…じ、自分だけこんなに幸せでいいのかな?何か社さんの力になれる事ないのかなと…。」

あーそういう事か、最上さんらしい考えだな。なぜ、社さんを気にかけるか疑問に思っていたが答えを知って納得した。

「そういえばそうだね、確かに社さんには色々とお世話になっているね、プライベートな事だからストレートに聞くのも失礼だし、さりげなく聞いてみるよ。」

「はい、お願いします。」

にっこり笑う最上さんを見て思った、社さんには早々に彼女を見つけてもらおう…俺と最上さんの為にも。




      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




そんな話しをした翌日、ドラマのセットを組み替える間、楽屋で休息を取る事になり昨日の最上さんと話した事を遠回しに聞いてみる。

「社さん、次の休みはいつですか?」

「休みねぇ~。今まで気にした事ないじゃないか、キョーコちゃんとデートする時間が欲しいのか?今週は無理だぞ、それにお前が休みでもキョーコが休みでなきゃ意味ないだろう?」

最上さんとデートしたいのは山々ですが、今は社さん貴方の私生活情報が欲しいんです。これからの俺と最上さんの為に。

「そうですね、出来れば最上さんと同じ日に休みが取れればいいですが。ここの所、半日の休みもないので社さんもお疲れじゃないかと思うんですが…。」

「えっ、俺?俺は大丈夫だけど…そういえば最近休み取ってないな、それが日常になっていて気にしてなかった。半日ぐらいは休みを取れるように調整してみるよ。すぐには無理だからな、キョーコちゃんのスケジュールも確認しとくか…。」

それは嬉しいです、社さん。休みの前に問題を片付けねば…。

「ありがとうございます、社さんも久しぶりの休みになりますね。社さんは休みの日は何をして過ごされているんですか?」

「俺?う~ん、特に何もしてないかな?休みが不定期で予定も立てにくいから友達と会う約束もむやみに出来ないし。」

確かに。最上さんと付き合う事になって初めて休みの少なさに気がつきましたよ、俺は。

「そうですね、なかなか彼女とデートも出来ないんじゃないですか?」

「へっ、彼女?俺に?」

何ですかその素っ頓狂な返事は。

「ええ。社さん、女性スタッフの間で人気者だし引く手数多じゃないですか。彼女の一人や二人いてもおかしくないでしょう?」

「ははは、そんな事ないし、二股はしないよ俺は。今は仕事が忙しくて彼女どころじゃないしな。ん~、休みの日は部屋の掃除してペットショップに行くのが定番になってるよ。」

彼女よりペットか、そういえば犬を飼いたいと言っていたな…。

「そういえばバレンタインの時に犬のぬいぐるみをたくさんもらってましたね。」

「ああ、なぜ犬のぬいぐるみ付きチョコだったのが今だにわからない…可愛かったがやっぱり本物には敵わないよな~。」

そう言って犬の可愛いさを話し始めた社さんの弁は止まらず、あっと言う間に休憩時間が終わってしまった。




      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




その日の夜、最上さんに電話して社さんの話しを説明した。

「そうでしたか…。」

少しガッカリしてるような感じの返事の最上さん。

「そう。『今は仕事が忙しいのと、犬を飼うことが出来ないか悩んでいて、彼女とかデートとかの余裕はないよ』って、言っていたよ。」

「…………。」

「最上さんどうしたの?」

急に無言になったので、何か気に障る事を言ったのかと不安になり聞いてみる。

「いえ、あの犬が飼えないなら、ぬいぐるみでも作ってみようかと思ったのですか…ぬいぐるみは沢山もらったんですよね…。」

「そう。バレンタインの時にね、何故かぬいぐるみ付きチョコをもらっていたよ…最上さん、社さんには何か俺達で協力してあげられる事ができた時に協力してあげよう。今すぐに無理矢理何かをしなきゃと焦らなくてもいいと思うよ。」

すぐに社さんの力になれる事がないし、そろそろ社さんの話題を終わらせて二人の会話を楽しもうよ、最上さん…。

「そうですね、敦賀さんのおっしゃる通りです。その時が来たら、二人で思いっきり社さんの力になりましょう。」

「そうだね、その時は二人で頑張ろう。」

「はい!頑張りましょう。」

最上さんの「二人で」と言う言葉が嬉しくて、社さん話ばかりで落ち込んでいた気持ちが急浮上してくる。

最上さんの一言に一喜一憂する自分に苦笑しながら彼女との会話を楽しんだ。





……………………………………



すみません、また少しだけ文字数越えました。後編この後すぐ更新しますね。

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