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One and only 2

こんにちは/学/研/の/お/ば/ち/ゃ/ん/です←嘘です、そして古い。いただいたコメントを読んで名乗って見たかっただけです。では本編へどうぞ








   One and only 2


…幸せすぎて不安になる。

敦賀さんを送り出して「ふっ」と、そう心に浮かんだ。

――あぁ、また私の悪い方へ悪い方へと考えてしまう悪い癖がでた。

こんな事考えちゃダメ!敦賀さんが差し出してくれた手に自分の手を重ねた時、一緒に歩いて行くって決めたじゃないの!

「バチン」と両頬を叩いて変な考えを心の中から追い出す。

せっかく時間に余裕も出来たし、お洗濯まで終わらせてしまおう。

家事を終わらせ着替えたところにちょうど迎えの車が来て、それに乗って空港へと向かった。




      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




空港に着き乗降場で車をおりると、そこには速水さんともう一人女性が立っていた。

「速水さん、こんにちは。待たせてしまってすみません」

頭を下げながら挨拶する。

「こんにちは、京子ちゃん。まだ待ち合わせの時間前よマネージャーが先に着いてるのは当然の行動だから気にしないで。今日から3日間よろしくね。それから私の横にいるのが見習いの守山、何でも言い付けてこき使ってやって。」

「守山です、よろしくお願いします。」

「初めまして、京子です。こちらこそよろしくお願いします。」

いつものように挨拶を返すと速水さんが「はぁ~」とため息をつき軽く頭を左右に振っている。何か変だったかな?速水さんに訳を聞いてみると…。

「京子ちゃんは問題ないのよ。守山の方が問題、はじめましても言わず頭を数センチ動かしただけ、それじゃあ友達同士挨拶でしょ。あなたはもう社会人で今は仕事中、挨拶がきちんと出来ないと仕事も出来ないと周りに思われるわよ気をつけなさい!」

「はい…すみません。」

速水さんに注意され、シュンとなる守山さん。

「先に行って、搭乗手続きして来て。私は京子ちゃんとロビーで待ってるから。」

「は、はい、行ってきます。」

バタバタと慌ただしく走っていく守山さんの後ろ姿を見ながら、またも速水さんため息をついた。

「京子ちゃん、守山にはね世の中自分が悪くなくても頭をさげなきゃならない事があるって事を知って欲しいの…だけど若い子には我慢ってのが難しいみたい。貴女はよくわかってるから手本にして学んでくれるといいんだけど。」

「えっ?私なんてまだまだヒョッコですよ。」

自分に対する速水さんの評価の高さにびっくりした。一緒にお仕事のはたった2回なのに。

「ふふふ、人ってね自然と立ち振る舞いに出るものよ。貴女は何でも自分でやろうとするけど、もう少し周りに甘って頼りなさい。特に恋人にはね、彼の方は甘えてくれるのをてぐすね引いて待ってるわよ。」

速水さんは私と敦賀さんの関係を知っている数少ない関係者の一人。まだ30代なのに現場マネージャーからは引退し、新人マネージャーの適性を見極め教育を任されている凄い人。

そんな人に、今朝敦賀さんと社さんに言わた事と同じ事を言われ、私そんなに甘えてないかな?…今度モー子さんにどんな時に甘えればいいのか聞いてみよう。嫌な顔されそうだけど…

「そう難しいそうな顔しないで少しずつ甘える事を覚えなさい。さあ、ロビーに行くわよ。」

速水さんはそう言って私のトランクを持って建物の中へと歩き出す。

うっかり考え込んでいた私は、慌てて後を追い「自分で持ちます」と言ったら「はいはい、人の仕事を取らない。」と却下された。

ずんずんと待ち合わせのロビーへと足を進める。私はそんな速水さんの後ろをついて行き、ロビーで守山さんと合流して定刻通りの飛行機でロケ地へと飛び立った。




      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




ロケ地へ着き、スタッフへ挨拶し準備が終わり、早速撮影が始まった。

今回の撮影は出演者のスケジュールが合わず、ぎゅうぎゅう詰めのスケジュールだったのだが、初日、二日目と順調に撮影が進み、明日の早朝ホテルの庭で朝日をバックにワンシーン撮影するのみとなった。

撮影予定は三日目の夕方までだったのだが、過密スケジュールの中を集まった出演者達がいい緊張感を持って撮影に望み、ほとんどリテイク無しで予定のシーンをこなし、スタッフと出演者の間で明朝の撮影開始時間を確認して解散した。

夕食後、三人で仕事の打ち合わせ後に雑談していると、突然守山さんが「京子さんお願いがあるんです。私に挨拶を教えてもらえませんか?」と言い出し、

速水さんも「あのね、京子ちゃんがスタッフに挨拶する姿みて綺麗だって私に絶賛するものだから、時間に余裕がある時本人に見本を見せてもらいなさいって助言したのよ。よかったら教えてやって、私は事務所に連絡入れなきゃならないからその間だけでも。」と後押して部屋を出ていった。

自分の挨拶する姿が評価されて嬉しい、それが自ら望んで身に付けたものでなくても。

「私でお役に立てるのなら。」

守山さんにそう言い、立ち方の説明から始めた。




      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




説明と実地が一通り終わった頃、速水さんが帰って来た。勉強の成果を見せると…

「まだまだぎこちないけど昨日のと比べたら子供が大人になった感じね、いい挨拶だったわ。」

速水さんに誉められてとても嬉しそうな守山さん。ロケの間、叱られる事が多かった彼女の役に立ててよかった。

「さっ、明日は早いし、そろそろ寝なきゃいけない時間よ。明日も一発で決めて、早々に帰りましょ。」

「はい、頑張ります。」

速水さんに返事をした後、守山さんから「挨拶指導ありがとうございました」とお礼を言われた。

そして三人で「おやすみ」の挨拶を交わし二人は部屋を出て行った。

一人になって敦賀さんに電話を掛けると留守電につながり「明日予定より早めに帰れそうです」と伝言を残した。

もう今日の仕事は終わってるはずだけど、打ち合わせが長引ているのかな…明日には会えるんだけど敦賀さんの声が聞きたかったなぁ。

――あっ、ロケに集中して呼び方全然練習してない!少し練習してから寝よう。パジャマに着替えてベットに入り、口に出して彼の名前を呼んだ。

「蓮さん」「蓮さん」「蓮さん」「…蓮」。

わ、私には名前本体だけで呼ぶのは無理だわ。でもいつか呼べるようになりたい。

…じゃあ、今のうちから彼の本当の名前も練習しておいた方がいいわよね。

「Mr.クオン」「クオンさん」「クオン」「…コーン」。

どっちの名前を呼ぶのも照れ臭いと思いながら、繰り返し呼ぶ度に幸せな気持ちになりながら眠りに落ちていった。





……………………………………

短めですけど、ここで切った方が良さそうだったので今日はここまでで。続きは日曜日か月曜日更新目指してます。しくしくしながら書いたら説明だらけになってしまった、すみません。


携帯を修理に出して、ちゃんとバックアップしたのですが、カードのデータが全部消えました(涙)携帯は初期化されて帰ってくるので携帯の中にもデータ無し。

データ復活に出したのですがカードの中のデータがない状態だったそうです。

最初の説明でフォーマットしてないからデータ取り出せるって言われて少し上昇していた気持ちがどん底に…。

自分の話の下書きとかセリフとかは消えても、あーあで済むけど、きっちり分けた/ス/キ/ビ/のURLとか、今はもう読む事が出来ないお話とか山ほど入っていたのに…。

諦めるしかないのですがしばらく引きずりそうです。

しかし何故か/ス/キ/ビ/URL(←多分全部で70以上はあった)の3分の1と/ス/キ/ビ/限定記事のパスワードやURLは前の携帯にコピーして移してました。無意識だったのですが自分の中で虫の知らせでもあったんでしょうかね。

しかし限定記事のパスワードやURLが無事って本能丸出し…


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